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「Active Raid1期」SF苦手でもお勧め【アニメ感想】

私、SF苦手なんです。

いや、厳密にはSFではなく、ロボットが苦手なんです。

そしてSFと言うとなんやかんやメカ系に重点を置く作品が多くて、メカ技術以外の未来要素を上手く表現した作品って希少じゃないですか?

ロボットも昔は面白かったんですよ。でも暫くすると、全部同じに見えて来るんですね。車と同じです。いくらかっこよくても、ただの車にしか見えません。(笑)

そんな私が久々に見た人型起動スーツアニメが「Active Raid」 

 

 

 

アニメ「Active Raid」とは?

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はい、もう、素晴らしゅうございました。

「サイコパス」「パトレイバー」を足して2で割ったような作品。起動スーツ「Will Wear」はパトレイバーと同じくあらゆる民間作業の為に作られた物ではあるけど、話の焦点は警察の「Will Wear」 部隊。そこにパトレイバーより近代的なサイコパス風の画風とキャラクター達、一話ずつ事件を完結しながらも陰謀の主犯を追い求めるストーリー!ロボット達の戦闘シーンも無意味に長引かず、人間ドラマもよく構成されている!

おわかりになるでしょうか?この、完璧なまでのバランス!

失礼、完璧は言いすぎではございますが、ロボットに苦手意識を抱いている私が多いに楽しめたのです。あ、サイコパスほどダークではありません。因みに、漫画は読んでおりません...漫画や原作小説も全部読む時間があればいいのに..無念!

 

ここからは少々ネタバレ含みながらの具体的な感想になります。

 

 

感想~ 登場人物

まず、主人公がよろしい。

いえ、実際は正義を連呼して、新人の癖に自分はエリートだからと先輩達を仕切ろうと喚き、現実に失望する、ありがちな主人公なのですが、周りの人間の彼女への対応がそれをウザく感じさせないのです。

突っ込みを入れない、説教も余りしない、あからさまに鬱陶しがらない、基本反応しない、でもちゃんとウザがっている。この対応のお陰で視聴者の私も基本主人公の言動を無視してストーリーを楽しめるのです。

そして、主人公とは言え、その立ち位置は例えるならナルトのナルトではなく、フェアリー・テイルのルーシー、話は彼女の周りを回っているのでは無い、というのが丁度良い塩梅なんですよね~!

 

そして、男女比が丁度良き。

男性視聴者の好みに合うように、ロリっぽい、大人、インテリ、和風、自然な範囲で揃えているにも関わらず、男性キャラも同じようにユルフワ美男、長髪イケメン、王道ヒーロー、ダンディおじ様を揃えていて、特に不自然なカップリングも無く、流石でございます。

 

 

感想~ストーリー

特に喜ばしかったのは、悪役が完全に悪役でないという点でしょうか?黒幕で社会不適合者のドッグの他、右腕の共犯者が表の顔は生徒会長だったという、「デスノート」的展開も最高でしたが、最終的にどちらが主犯なのかわからなくなり、むしろドッグは(悪いけど)好感が持てたりするのです。

また一件一件の事件も、例え法で裁かれ、意識を保った状態の犯行だったとしても、一概に犯行者を悪者と言えなかったり、白黒つけ難い部分が私好みでございました。

 

 

そしてこの機動部署が虐げられながらも功績を上げようとする様子、一度は解散の危機に」晒されながらも最終話でやっと報われる様子、ベタですがやっぱり良いですよね。こういうベタは構いません。(失笑)

またアニメの解散にありがちな、謎の結束や号泣も見せず、淡々と移動部署について話す様子がまた最高でした。

 

 

長々と語ってしまいましたが、

最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。

「Active Raid」1期、アニメ感想以上でございます。

このまま2期に突入して参ります。

いや~これができるから一昔前の作品は素晴らしいですね。

 

 

 

 

 

新鮮だった「18if」【アニメ感想】

夢の国といえば、何を想像するでしょうか?

我ながらお恥ずかしいのですが、私は「ブラック・クローバー」の孔雀の団長、ドロシー・アンズワースの魔法しか思い浮かびませんでした。そんな夢世界の概念の殻を破ってくれたのが「18if」。

 

 

アニメ「18if」とは?

ネタバレしない程度に本日のアニメ「18if」紹介致しますと、

昏睡状態の女性が夢世界の魔女となり、その世界に出入りできる主人公の少年が魔女達を救う(目覚めさせる)話です。彼と(夢の中で)行動を共にする猫の姿の研究者もドラマチックすぎず、絵柄からは想定しない大人な人物描写をされています。

もうお気づきでしょうが、著者は感情的に喚くキャラが嫌いなのです… え?とある流行り作品の主人公?イヤ~そんなピンポイントで言わないでくださいよ~アハハ...

 

見所・お勧め

夢は十人十色、キラキラのおもちゃの世界だったり、殺人現場だったり、現実と見分けがつかなっかたり。一話づつ、夢の世界観に合わせて画風まで変えてしまうのが見所です。特に一話完結系の作品がお好きな人に特にお勧めです。

因みに、エンディング・ソングまで一話づつ変えていますよ!

正直このまま「Joker Game」やミステリ物のように「不思議な話の連続」として終わってくれても個人的には至って満足ではあったのですが、後半のオチは(人によっては、もう気付いていたのでしょうが)いい意味でハッとしました。

また、ほんの少しベタなモチーフを当用するものの、最後まで視聴すると不満はほぼ解消される事をお約束しましょう。

また個人的な好みではございますが、答えがあやふやなエンディングって、最高ですよね。

 

感想~オチ&ネタバレ

ここからはネタバレ注意です。

 

 

主人公も実は眠り姫病だったというオチは至ってよろしい、なるべくしてなったオチなのですが、その後の展開にほんの少し不満がありました。

不満、というか、少々萎えてしまいました

魔女達を縛っていたのは(聖書の、あの)イブで、イブが目覚めないように殺さなければいけない。。。。

 

ここまで新鮮で不思議な世界観を紡いで来たのに、何故に、、、寄りにもよって、散々使い倒されたイブのモチーフをラスボスに仕立てなければならなっかたのでしょうか。

しかもそのラスボスの攻撃はとても物質的な化け物として現れ、主人公たちとバトるのです。夢世界のラスボスと言えば、もっと、迷路とか、錯乱とか、ドッペルゲンガー登場とか、あったでしょうに~~

...と思っていた矢先、最終話でイブ自身と対面、なんとも穏やかなお茶会を経てイブは解放されます。素晴らしいとまでは言いませんが、意外な終わり方でイブの当用への不満は少なくとも解消されたのです。そして最後は主人公も目覚めるかと言うと、、、

 

・・・これはネタバレ希望の方もご自身でアニメを視聴しに行ってくださいまし。

 

イブが出てきた時点では萎えてしまっておりましたが、感想を書くために最後まで見て、本当に良かった、と思えた作品でございました。

 

 

以上、「18if」アニメ感想でした。

最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。

 

 

 

 

微妙すぎる「ありふれた職業で世界最強」【アニメ感想】

存在は知りつつも長い間保留にしていた「ありふれた職業で世界最強」アニメ、ついに13話まで視聴しました。

 

 

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アニメ「ありふれた職業で世界最強」とは?

あらすじの詳細はこちらからご覧になれますが、クラスごと異世界召喚された内、主人公のみが戦闘力が低い職業だった。王国のために探索していた大迷宮の底に、クラスメイトの裏切りで落とされ、追い詰められた彼は凄い強くなり、ただ帰る道を探す旅で美少女の仲間を集めていく、という話です。

 

結論~残念過ぎる

少し萌えキャラが多いであろうと知りつつも、それでもストーリー性はあるかもしれないと期待をしすぎず挑んだ作品~

結論から言いますと、

一つ一つのアイデアや設定は良く、興味をそそられたのに、何故こんなにつまらない、ちぐはぐな作品に仕上がるのだろう、と首を傾げっぱなしでした。

 

感想~設定の無理

主人公の高校生らしからぬ巨大兵器の構造への理解はさておき、世界観が全く維持できていません。アニメの前半に現れたステータスメニューやレベル分けはその後そっと忘れ去られ、根性で魔法を打ち合う戦闘が続きます。

また、血反吐を吐くほどの戦闘の描写がいとも軽く、「頑張ってる感」が全く伝わって来ず、多分セリフのキラキラ具合とベタすぎるバトルシーンのせいでしょう。

 

始め、主人公のクラスはとある大迷宮の探索のために召喚された模様で、その様子はまるでそれが唯一の迷宮、そこを攻略すれば世界は救われるかのようです。まるで「メイド・イン・アビス」や「神の塔」のように。

しかし散々深いイメージを植え付けた挙句、主人公はあっさり最下層にたどり着き、そこで得た情報に沿って、他の「大迷宮」を攻略しに行きます。その際「他にもあったのか!」という驚きも無く、見ているこちらが「この世界どなってんの?」と思っている間、あれよあれよと攻略していくのです。

 

感想~世界観とハーレム事情

一般的にこのアニメは「ダークファンタジー」の部類に入るのでしょう。

1話の冒頭など特にそうで、(表紙の割に)地に足のついた世界観と主人公だと、驚き半分、当たりを引いた気分でした。しかし話し合いの最中でも、戦闘の5秒後でも、他人の前でも、不必要にハーレム化していく取り巻きとの桃色シーンが目に余る

もちろん、ダークでも恋愛は織り込めます。でもこのやり方だと世界観が毎回毎回ぶっ壊れるんですよ。かと言って主人公の発言はコメデイーとしても成り立つには一々シリアスすぎる。

 

 

さらに恋愛面においてもあり得なさすぎる展開の数々。主人公達に救われた「少数民族の幼女」は母親の元に返してくれるであろう公務員より、出会って数十分の主人公と共にいたいと喚き、挙句パパと呼び、結局同行し、母親に返される気配は一切ありません。うーん...とにかくこういうのが多い。

 

感想~盛り過ぎ

そして主人公の旅だけに焦点を当てている筈が、民族争いや魔人の登場など混ぜて来て、中途半端に戦争の情勢を意識させて来る割に、その現れ方もピンポイントすぎて、ストーリーは個人のバトル描写で精いっぱい、全体の解説などしてくれません。

 

ライトノベルや漫画ならまだしも、たった13話のアニメに収集が付かないジャンルを織り込みすぎた結果、何一つ、うまく描写できている部分がありませんでした。

最終話のオチなんて、「無事ハーレムにもう一人加わりました」くらいです。

 

第三期くらいまで放送すれば、テンコ盛りのストーリーも収まるのでしょうが、このままだと本当に「ダンジョン攻略ゲーム」っぽい「バトルファンタジー」っぽい「たまにダーク」な適当な話に下手なハーレム物を乗せただけになってしまいます。

 

まあ例え続編が出ても、そろそろ女子キャラがうざすぎて私は見ないと思いますが。

アハハ...

 

結局なんだったの?

結局この作品は何をしたかったのでしょうね。

一風変わった、主人公が正統派ヒーローじゃない、少し暗いファンタジーでしょうか?

でも人気の為にキャラは可愛く、ただのダンジョン攻略じゃつまらないからついでに歴史の背景も、なんて思ったのでしょうか?

 

 

以上、私の個人的アニメ感想でございました。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

 

 

 

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初めまして、初めまして。

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このブログでは、好きな作品、オススメの作品、最近読んだ作品、まとめページ、ありとあらゆる漫画、アニメについて、時に熱く、時に冷静に、時にけだるげに語る予定でございます。

 

主に著者である私、キャベツの独り語りではございますが、時折著者の妹、カボチャも登場しますでしょう。そしていつか、ゲストも交えて、な~んて夢を抱いております。

 

私は「嫌いな作品の良さも語る」というモットーの元生きてはいるのですが、如何せん漫画家でも編集者でもない、漫画、アニメ鑑賞が趣味なアマチュアでございますので、独断と偏見を多分に含んだ内容となるのはお許し下さいませ。

 

しかしいざ書くとなると何処から始めればいいのやら、でございますね。

取り敢えず手始めに、見たものを見た時に語って行きましょうか。