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新鮮だった「18if」【アニメ感想】

夢の国といえば、何を想像するでしょうか?

我ながらお恥ずかしいのですが、私は「ブラック・クローバー」の孔雀の団長、ドロシー・アンズワースの魔法しか思い浮かびませんでした。そんな夢世界の概念の殻を破ってくれたのが「18if」。

 

 

アニメ「18if」とは?

ネタバレしない程度に本日のアニメ「18if」紹介致しますと、

昏睡状態の女性が夢世界の魔女となり、その世界に出入りできる主人公の少年が魔女達を救う(目覚めさせる)話です。彼と(夢の中で)行動を共にする猫の姿の研究者もドラマチックすぎず、絵柄からは想定しない大人な人物描写をされています。

もうお気づきでしょうが、著者は感情的に喚くキャラが嫌いなのです… え?とある流行り作品の主人公?イヤ~そんなピンポイントで言わないでくださいよ~アハハ...

 

見所・お勧め

夢は十人十色、キラキラのおもちゃの世界だったり、殺人現場だったり、現実と見分けがつかなっかたり。一話づつ、夢の世界観に合わせて画風まで変えてしまうのが見所です。特に一話完結系の作品がお好きな人に特にお勧めです。

因みに、エンディング・ソングまで一話づつ変えていますよ!

正直このまま「Joker Game」やミステリ物のように「不思議な話の連続」として終わってくれても個人的には至って満足ではあったのですが、後半のオチは(人によっては、もう気付いていたのでしょうが)いい意味でハッとしました。

また、ほんの少しベタなモチーフを当用するものの、最後まで視聴すると不満はほぼ解消される事をお約束しましょう。

また個人的な好みではございますが、答えがあやふやなエンディングって、最高ですよね。

 

感想~オチ&ネタバレ

ここからはネタバレ注意です。

 

 

主人公も実は眠り姫病だったというオチは至ってよろしい、なるべくしてなったオチなのですが、その後の展開にほんの少し不満がありました。

不満、というか、少々萎えてしまいました

魔女達を縛っていたのは(聖書の、あの)イブで、イブが目覚めないように殺さなければいけない。。。。

 

ここまで新鮮で不思議な世界観を紡いで来たのに、何故に、、、寄りにもよって、散々使い倒されたイブのモチーフをラスボスに仕立てなければならなっかたのでしょうか。

しかもそのラスボスの攻撃はとても物質的な化け物として現れ、主人公たちとバトるのです。夢世界のラスボスと言えば、もっと、迷路とか、錯乱とか、ドッペルゲンガー登場とか、あったでしょうに~~

...と思っていた矢先、最終話でイブ自身と対面、なんとも穏やかなお茶会を経てイブは解放されます。素晴らしいとまでは言いませんが、意外な終わり方でイブの当用への不満は少なくとも解消されたのです。そして最後は主人公も目覚めるかと言うと、、、

 

・・・これはネタバレ希望の方もご自身でアニメを視聴しに行ってくださいまし。

 

イブが出てきた時点では萎えてしまっておりましたが、感想を書くために最後まで見て、本当に良かった、と思えた作品でございました。

 

 

以上、「18if」アニメ感想でした。

最後まで読んで頂き誠にありがとうございます。